カブトムシがひっくり返るのは、飼育環境や体型が関係していて、飼育環境を整えることで長く飼育できます。
ここでは、原因や対策法などについて紹介します。
ちょっとした工夫で対策ができるので、転ぶのが悩みだった人もすぐに対策ができます。
カブトムシがひっくり返る原因とは
カブトムシがひっくり返るのは、体のつくりも関係しています。
クワガタを飼っている人なら分かると思いますが、クワガタはあまり転ばないのに、カブトムシが良くひっくり返ってしまうのを見かけます。
甲羅を背負っているような体が特徴で、背中が重いために、つるつるのところを登ろうとすると、重心が背中にあるためにひっくり返ってしまい、起き上がれずに仰向けになってしまいます。
カブトムシがひっくり返るもう一つの原因
重心が背中にあることだけでなく、体の衰えも関係しています。
人も、若い時にはちょっとした段差では転ぶことはありませんが、年を重ねて筋力が弱ればちょっとした段差でもつまずきます。
これは虫も同じで、元気な時には転ぶことがなくても、体が衰えてくることですぐにバランスを崩して転んでしまいます。
カブトムシがひっくり返るのを防ぐ方法
よくひっくり返ってしまう場合には、その場所に原因があることが考えられ、しっかりと対策をします。
まず工夫して欲しいのが、足場を整えることです。整えるといっても、綺麗にすることではなく、歩きやすい環境を整えるという意味です。
定期的に霧吹きなどでマットや土を湿らせる、朽木や枯葉を入れることで転ぶのを防げます。
転びやすい場所にはティッシュを詰めることでひっくり返るのを防ぐことになり、転んでもつかむところがあるので、自分で起き上がることもできるでしょう。
朽木などがない場合には新聞紙などを丸めて入れておくだけでも良い足場になります。
枯葉や朽ち木などは、転ぶのを防ぐだけでなく、良い隠れ場所となって心地よい寝る場所にもなります。
ひっくり返るカブトムシを見つけたらすぐに起こそう!
転んでいるのを見つけたら、すぐに起こしましょう。
仰向け状態では、起き上がろうと力を使っているので、長くそのままでいると体力が消耗して寿命が縮んでしまいます。
パパさんならすぐに手で起こせるかもしれませんが、虫が苦手なママさんなら割り箸などを使って起こします。
ただ、幼虫から成虫になると、お腹を乾かすために自分でひっくり返っていることもあります。
この場合には、無理に起こすのではなくそのままにしておく方が良いでしょう。
カブトムシが何度もひっくり返ると寿命が近い?
転んでしまうのは、環境に問題があるケースが多いですが、対策をしても何度も転ぶのであれば、寿命が近づいていると考えると良いでしょう。
この時には、何度も転ぶだけでなく、動きが鈍くなる、食欲が減るなどの兆候があります。
まとめ
カブトムシが転びやすいのは、体型や環境が大きく影響しています。
転びにくい工夫をしてあげることで、長く楽しい時間を過ごせるでしょう。
夏休みになれば、フルーツトラップなどを作って、子供と一緒に取りに行くのが恒例となっている人も多いです。
採取方法だけを考えるのではなく、良い環境を整えることで長く子供を楽しませられます。
転びにくい環境を整えて、子供と一緒に長く飼育して楽しい時間を過ごしましょう。