足裏の汗で悩んでいる人は、効果的な対策を知っておくことが大切です。
対策法を知ることで、汗によるストレスも解消することも可能になります。
ここでは、足裏の汗の効果的な対策について紹介していますので、悩みもすぐに解消できるでしょう。
なぜ寒い冬でも足裏に汗をかくのか原因を知ろう
寒い冬でも足裏に汗をかくのはなぜなのかと、疑問を感じている人もいるでしょう。
足の裏は心臓から遠く、冷えやすい場所です。人の体は体温を保とうとするため、そんな足裏には多くの血液を送ります。 血液を送って体温が高まってくれば、汗をかいて冷やそうとします。これが足汗の原因です。
この機能が上手く働かない環境では血流が悪化して、しもやけなどの症状を引き起こす原因になります。
体が冷えれば血流を増やし、高まれば汗をかいて冷やすことを繰り返しています。この時の汗によって細菌が繁殖してニオイの原因になります。
足裏の汗に効果的な対策法をご紹介
足の中でも汗がたまりやすい部分が指の間です。汗がたまることで足が冷えやすくなりますしニオイの原因にもなります。そんな対策に効果的なのが天然繊維の5本指ソックスです。
化学繊維では吸水性が低いですが、天然繊維なら吸収性が高く、汗をしっかりと吸収してくれて足を乾燥しやすくしてくれます。
天然素材でも綿100%は速乾性が悪いので、麻やシルク、ウールなどの吸湿性と速乾性に優れた天然素材を選ぶようにしましょう。
足蹠多汗症の人は、大量に汗をかくので、このことが大きな悩みとなります。発汗は精神的ストレスによっても起こるので、気にしすぎることで余計に汗をかきやすくなります。
そんな人も、5本指ソックスを履くことで安心感も得られて発汗を抑えることにつながるでしょう。
ニオイが気になって悩んでいる人であれば、角質の除去をする、制汗剤汗拭きシートでニオイを防止するのも良いでしょう。
足の汚れや角質を雑菌が分解することで嫌なニオイを発生させるので、足のニオイが気になっている人には、スクラブによる角質除去は有効です。
足と靴との余分なスペースを埋めるのも効果的な対策になります。余分なスペースがあると、そのスペースの空気が温められて雑菌が繁殖しやすい環境を作ることになります。
今履いている靴で余分なスペースがある人は、靴下を重ね履きすると良いでしょう。
お風呂に入るときには、好みの香りが使われている入浴剤を使うのもおすすめです。汗をかきやすい人は交感神経が優位になっていることで、発汗しやすい状態になっている可能性も高いです。
お風呂で好みの香りを嗅ぎながらリラックスすることで、副交感神経が優位に働いて制汗効果が期待できます。
足裏に多くの汗をかく足蹠多汗症で悩んでいる人は皮膚科で診察を受けよう
多汗症の人は、季節関係なく、運動をしてもしなくても大量の汗をかきます。そのため汗にとても敏感で、この症状によって大きな精神的ストレスを受け続けてうつ病になってしまう人もいるようです。
このような症状を抱えている人は、皮膚科に相談することが大切です。
皮膚科では、皮膚に直接塗る塩化アルミニウム、弱い電流を流した水に足を浸すイオントフォレーシス、感染を刺激する物質を抑制するボトックス注射などの治療で症状を改善させることができます。
適切な治療を受ければ精神的な負担も軽減できるので、早めに相談をしましょう。
足裏に汗をよくかく人は洗い過ぎには注意しよう
汗をかきやすい人はニオイが気になるので、角質を取り除くケアを毎日している人も多いです。このケアによってニオイの原因となることもあるので注意が必要です。
必要な角質まで取りすぎてしまうと、角質がさらに分厚くなる原因ともなり、このことでさらにニオイが増す原因となってしまいます。
そのため、角質を取り除くときには足を濡らしてからではなく、乾いている状態で取り除きます。濡れている状態では、角質が柔らかくなって取りすぎの原因となります。
また、頻度も重要で、毎日するのではなく、多くても週に1~2回程度にしておきましょう。余分な角質を取り除いたら、足裏を傷つけないように優しく洗うことで良いケアができます。
スーパーでも入手できる重曹やミョウバンを使って足裏の汗のケアをしよう
ミョウバンは殺菌効果や制汗作用がありますし、重曹にはニオイに効果的な素材です。
ミョウバンは、水500mlに対して20gのミョウバンを入れてミョウバン水を作り、使う時にはさらに10倍薄めてガーゼに染み込ませて足をケアする、スプレー容器に入れて吹きかけるなどして使います。
重曹は、洗面器に足が浸かるほどのお湯を入れて、大さじ2~3杯の重曹を入れて、15分ほど足をつけておくことでニオイ対策ができます。
重曹やミョウバンはスーパーでも入手できるので、手軽に自宅でケアすることができるでしょう。
夏はサンダルなどで足が出る格好をすることも多いですが、お手軽ケアをしておくことで、ニオイも気にせず夏らしい格好で楽しい時間も過ごせるようになるでしょう。
まとめ
寒い季節でも足汗をかきますが、これは体温調節のために発汗しています。
そんな汗が気になっている人も、効果的な対策をすることで汗を抑えることが可能です。多汗症の人は、皮膚科に相談することで効果的な治療を受けることができます。
自宅ケアでは、角質の取りすぎには注意することが大切です。重曹やミョウバンを使うことでお手軽ケアもできます。
上手いケア方法を知ることで、足裏の汗にも悩まされない生活が送れるようになるでしょう。