コレナレ!

お役立ち情報メディア

Magazines
学習

出典や引用ってなに?用法を守って正しい使い方を!

様々なサイトを閲覧した際に、出典~という表現をよく見かけるはずです。ブログなどでは、必ずと言っていいほどこの表現が用いられている箇所があります。

ブログの記事等では、内容の裏付けや証拠のために他で掲載されている内容を記載します。この時に用いられるのが出典や引用で、記事の信ぴょう性を高める上では欠かせないものと言えます。

使い方を誤ると著作権侵害の罪に問われてしまう事もあります。他の人のものを使わせてもらう以上、みだりに使用するわけにはいきません。

今回は、出典の意味と、正確な使い方を解説します。類義語の引用との違いも合わせて解説しますので、間違えて用いないよう一度目を通してください。

 


出典の意味とは

出典とは、参考にした著作物の事を指します。例えば論文を参考にしたときの出典元はその論文です。

出典とは「参考にした文章や図が載っている大本の参考文献」と覚えておきましょう。他所から文章を借りる時は、出典を載せるのが決まりです。

そうしないと、全員が一番質のいい記事をコピーしてしまい同じ内容の記事が乱立します。これでは一番最初にその記事を作った人が誰か分かりませんし、万が一内容が間違っていたら大変です。

大本の記事がどれなのかを明確にするためにも、大本を明らかにする必要があるのです。因みに似た用い方をする言葉といえば「引用」ですが、出典と引用では使い方が異なります。

 


出典と引用の違いは?

引用とは、大本となる著作物を丸写しで文章や図を用いる事です。本の一部を自分のサイトに乗せようと思った時には、引用:~の~ページ、といった旨を明確にします。

出典が参考にした著作物そのものであるのに比べ、引用は出典元の文章や図などを丸写しで使用する事を言います。どちらか使い分けるというよりは、両方とも記載する使い方が一般的です。

元の文章や図を使う事は、使い方を誤ると著作権の侵害で告発される可能性も考えられます。正しい使い方を覚えて、盗作にならないよう十分な注意が必要です。

では続いて、引用の正しい使い方について見ていきましょう。

 


引用と出典の正しい使い方

他の所から文章を使用する時は以下の決まりを守ってください。

引用に必然性がある

全く関係ない文章を書いているのに他の所から引用するのは違反です。引用が可能なのは関連した内容のみで、裏付けの内容がないと記事が成立しない時のみ他所の文章を使う事ができます。

文章を変更しない

引用したものは一切変更してはいけません。基本的にはまんまの文章や図を載せるようにしないとただの盗作になってしまいます。これを守らないと本来伝えたかった意味や内容が変わってしまう恐れがあります。

自分の文章が主で、出典の引用はあくまで参考に

引用はあくまで自分の文章に説得力を持たせるためのツールであり、引用元の方が主な内容になってはいけません。文字量は勿論、内容の質においても引用の付属にならない内容の記事を心掛けましょう。

 


出典元を明らかにする理由とは

出典と引用の使い方を解説してきましたが、出典先が確実なものとそれ以外では、以下の点で差がでます。必ず出典元を記しておきましょう。

著作権の侵害防止

本文中で何度も触れてきましたが、他人の文章を丸写しして使う事は著作権の侵害です。著作権は文章や図、写真などあらゆるものが対象になり、一部のフリー素材以外は自由に使えません。

完全に一から自分で手掛けた内容以外文章の利用は全て出典元を明記する必要があると思ってください。

文章の信ぴょう性増加

情報の裏付けや証拠の無い文章では、いくら良い内容でも評価されることはありません。出典や参考文献を記載すれば、発信した情報の信ぴょう性が高まり、結果として良い文章として扱われるのです。

 


出典、引用の間違った使い方

これから解説するのは、引用としては間違っていると扱われるものです。引用していたつもりが訴えられて会社をクビになり、転職する羽目になった、なんてことにならないよう十分注意しましょう。

引用内容が不必要に多すぎる

いらないページまで引用してしまい、結果数ページにわたって引用した文章を掲載してしまったら、それはただの盗作です。どんな素晴らしい文章でも、自分の文章を成立させるうえでの数行の引用に留めておきましょう。

引用が独立している

引用は自分の文章の引き立て役以外に使ってはいけません。引用単体で小見出しを成立させてしまうと、いくら出典元が明らかでも丸パクリとみなされるので十分注意しましょう。

元の意味合いが変わってしまっている

一部を抜粋した際に起きやすいのが、元の内容と意味が違ってしまう事です。文章とは前後のつながりが見えて初めて意味を成すものなので、単語だけで切り取ってしまうと真逆の意味になる事もあります。

出典元が伝えたかった情報と引用先が伝えたい情報に齟齬があってはいけません。情報操作ととられ、あなたの記事の評価を大きく下げる事に繋がってしまうのでよく確認してください。

 


まとめ

出典とは、引用や参考にした大本の著作物の事を言います。対して引用とは著作物の一部を丸ごと使用する事で、他の人の文章や図を使って裏付けをする際には出典元の記載が必要です。

引用は、引用に必然性がある事、文章や意味を変えずに使うこと、自分の文章の引き立て役に使う事を徹底しましょう。これらを無視するとちゃんと引用元を記載しても不法記事に問われるかもしれません。

正しく出典と引用を活用した文章は、訴えられる心配のない事に加え文章自体の信ぴょう性も高くなります。自分の文章の説得力を高めるためにも、適度な範囲で引用は活用すべきです。

完全に一から手掛けた内容には独創性はあっても説得力が欠けてしまいます。引用をうまく使い、質の高い記事作りをしていきましょう。