ネットで競り落としたり予約していた品物を、クリックポストを利用した品物の送付も増えてきています。局留めにすることができれば受け取るほうも楽でいいのですが、クリックポストは局留めできるのでしょうか。
局留めが可能になると、全国の郵便局で品物を受け取る事ができるため、自由度が大きく上がります。自宅には送ってもらえないものでも局留めすることができれば安心して注文する事ができるからです。
今回は、局留めを利用したクリックポストの使い方や受け取り方を紹介します。ネットショッピングで品物を受け取る人は勿論、発注する側もぜひ一度目を通してください。
クリックポストを局留めで送る事は可能か?
結論から言えば、クリックポストであっても通常の郵便同じように郵便局留めで送る事ができます。クリックポストの規定さえ守っていれば問題なく利用して大丈夫です。
クリックポストでの局留めは手数料もかからず、元々の安さもあって多くの人から重宝されています。特にネットオークションなどで品物を送る人にとっては有り難いシステムと言えるでしょう。
送るだけなら直接自宅に送ったほうが早いと思う人もいるかもしれませんが、局留めには局留めならではの利点もあるのです。
クリックポストを郵便局留めで送るメリット
送られてくるものを局留めすることにより、以下のメリットが発生します。
中身を家族に知られない
通販で頼むものの中には、家族に中身を知られたくないものも多いでしょう。局留めであれば自分が受け取りに行くので家族には中身はおろか、通販をしたことすら知られずに済むのです。
自分の身近で受け取れる
出張中などで家で受け取れない場合でも、局留めであれば最寄りの郵便局で受け取りが可能です。転職や退職後などで急な住所変更にも対応でき、忙しい人でも安心して品物を受け取る事ができます。
局留めのメリットを紹介したところで、続いてはクリックポストを局留めで送る方法を見ていきましょう。
クリックポストを局留めで送る方法
クリックポストの送り方は、大きく分けて次の三段階に分かれています。
利用者情報の登録
初回利用者のみ、利用者情報の登録という形で入力を行います。次回以降に利用する場合はこの項目は省けるので、実質的には以降の二つの手順を踏むと思っておいてください。
お届け情報の入力
画面の情報に従ってお届け内容の情報を入力します。以前はクリックポストの局留めの場合、受け取り側は住所なしでも大丈夫でしたが、最近はトラブル防止のために入力を求められるようです。
郵便局に局留めする場合、宛名は受取人の名前ですが、お届け先住所はその郵便局の住所を入力します。この時、番地は入力しなくてもいいので気を付けてください。
ラベルの印刷
最後に入力したお届け情報を元に作成したラベルを印刷し、送るものに張り付けて完成です。印刷は家庭のコピー機でも大丈夫なので、家にいながら手軽に発送の準備を整える事ができます。
最後に、最寄りの郵便ポストなどに品物を入れて終了です。慣れれば全行程10分もかからずにこなせるため、とても簡単な方法と言えるでしょう。
続いては、受け取り方について解説します。
郵便局留めしたクリックポストの受け取り方
局留めされている荷物に関しては、窓口で受け取る事が可能です。受け取りの際には免許証をはじめとした本人確認が出来るものが必要なので忘れないようにしましょう。
郵便局についているかどうかは追跡サービスで確認できます。到着、若しくは保管となっていれば郵便局に到着している合図なので、身分証明書をもって受け取りに行きましょう。
ただし一つ注意点があり、荷物は到着して10日が過ぎると差出人に返還されてしまいます。そうなると一から手続きをやり直すことになるばかりか、送料も再度払う必要があるので気を付けてください。
クリックポストを局留めで送るときの注意点
一見メリットだらけのクリックポストですが、以下の点だけは注意が必要です。
支払いにはクレジットカードが必要
クリックポストの利用にはヤフーウォレットの登録が必要であり、これの支払いにはクレジットカードを利用します。クレジットに抵抗があってもっていない人でも、一枚は作っておいた方がいいでしょう。
送れるものは限られる
サイズや重量に制限があるほか、貴重品も送る事はできません。送る内容で虚偽の申請をすると罪に問われる場合もあるので気を付けてください。
補償がない
クリックポストはメール便等と同様配送中に万が一事故があっても補償されません。めったにある話ではありませんが、あまり大切なものを送るのには利用しない方がいいかもしれません。
まとめ
クリックポストを局留めで送る事により、いつでも最寄りの郵便局で荷物の受け取りが可能になります。自宅に送られてこないので、家族に見られたくないものでも安心して受け取れます。
送り方は簡単で、利用者登録と情報入力を済ませ、ラベルを印刷後品物に張り付けて送るだけです。あとは受取人が郵便局で身分証明書を提示すればすぐにでも受け取りが可能です。
ただし、送れるものが限られている他、途中の補償もないのであまり重要なものを送るのには向きません。あくまで日用品の配達に利用したほうがいいでしょう。
多少のデメリットこそありますが、クリックポストは送り主にとっても受取人にとっても大きなメリットがあるのは事実です。今回紹介した方法で誰でも簡単に利用できるので、ぜひ検討してみましょう。