バナナが腐る判断は皮が黒くなった時と思っている人もいるかもしれませんが、そうではありません。
皮が黒く色が変わっても美味しく食べることもできます。
ここでは、バナナはいつ腐るのか、傷んだバナナの判断方法、正しい保存の仕方について紹介します。
短時間で読めるので、この果物の腐るタイミングや保存の仕方を知りたいと考えている人はぜひ参考にしてください。
バナナは黒くなると腐るわけではない
バナナは時間が経つと皮に黒い斑点が出てきますが、これが増えることでこの果物が腐ると思っている人もいるのではないでしょうか。
この斑点はシュガースポットとも呼ばれ、この斑点が出てくると甘みが増してきます。
この皮が黒くなるのは傷んでいるからではなく、皮に含まれるポリフェノールが酸化することでこのように黄色から黒へと色が変わります。
その他にも、皮に傷がついていたり寒い場所に置くことで低温障害を起こしたりすることでも色が変わることがあります。
このように、この果物の皮の色が変わって真っ黒になっても腐りかけというわけではありません。
あなたはバナナが腐るとどうなるか知っていますか?
色が変わることで傷んでいると判断できないのなら、腐ったバナナかどうかを判断したらいいのかと思う人もいるでしょう。
他の食材と同じように悪臭がする、食べると苦く酸っぱい、中身が黒くなっている、このような状態では傷んでいると判断しても間違いないでしょう。
リンゴやミカンなどは絞ると果汁が出てきますが、バナナはほとんど果汁が出てきません。そんなバナナから液体が出てくる時は傷んでいる可能性が高いです。
このように、傷んでいるかどうかは他の食材と同じように判別をします。
ただ、皮の色が変わっている場合には、傷んでいないと分かっていても食べにくいと感じる人もいるでしょう。
そんな人はそのまま食べるのではなく、ケーキを作る、ジュースにする、ヨーグルトに混ぜるなどすることで美味しく食べることができます。
バナナはどのくらいで腐るの?保存方法は?
食べてみれば、どんな食材でも傷んでいるかどうかは判断がつくでしょう。
しかし食べてからではなく、どのくらいの期間でこの果物が傷むのかを判断する目安を知りたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
常温で保存した場合、夏で3~4日、冬は7~10日が目安となっています。保存するうえでの適温は15℃で、25℃以上になると傷みやすく、13℃以下では低温障害になりやすいです。
正しい保存の仕方は房のままではなく1本ずつ分ける方が長持ちします。これはバナナからガスを発しているためで、房のままではそのガスで傷みやすくなってしまいます。
またテーブルの上にそのまま置くのではなく、バナナスタンドを利用して吊るすのも長持ちさせるコツです。
腐る前のバナナには栄養が豊富
黒く変色すると甘みが増しますが、増えるのは甘みだけでなく栄養成分も増えるので、色が変わった方が栄養価は高まります。
もともとこの果物は栄養価も高く食べやすいことからも、老人のおやつとしても最適な果物です。
そんなバナナを介護施設に入居している人に持って行く人も多いのですが、高齢者の中には嗅覚障害を発症しているケースもあり、傷んだバナナを食べることで人の体が痛む原因となってしまいます。
傷んでいるかどうかの判断が難しい人には、この果物の状態が良いものを持って行く必要があるでしょう。
色が変わったくらいが栄養価は高いのですが、色が変わっていない方が長持ちをするので、持って行くときには色の変わっていないものを選んだ方が安心です。
腐る前の熟成バナナを早く作る方法
1本ずつ適温で保存するのが長持ちさせるコツですが、できれば早く熟成させて食べたい人もいるでしょう。
この場合にはリンゴと一緒にポリ袋に入れて保存すると良いとされています。
このことで熟成を早めることができて、栄養価の高いこの果物をいつもよりも早く食べることができます。
まとめ
傷んでいると判断できるのは、皮の色ではなく、他の食材同様に異臭がしたり食べてみて変な味がしたりしたタイミングとなります。
この果物はとても吸収が良く栄養価の高い食材です。
黒い斑点が出たり黒く色が変わったりした時こそ栄養価が高いので、良いタイミングでバナナを食べましょう。